コンセプト

1. 研究室の概要

都市づくりやまちづくりにおいて,物的な環境や空間を通して関係する主体や要素,制度,分野の創造的な統合を図るのが都市デザインです。当研究室は,都市空間の基礎研究から手法研究まで幅広く,かつその定着を図るために実際のまちづくり活動にも取り組んでいます。これまでに国内やアジアの都市において,調査から計画・デザインの立案,実現のための組織・制度・事業の設計を行っています。

現在,広い意味での都市計画が大きな転換期にあり,大学としても積極的に地域と連携して,次世代のまちづくりを考えていく必要があります。特に,空間的な問題については取り組みが少なく,当研究室の役割も大きいと考えています。

2. 研究の枠組み

  1. 都市デザインのあり方,その理論と方法に関する研究
  2. 都市空間に関する理論,分析や提案
  3. 都市形成に関わる歴史研究,都市計画史の研究
  4. 風景や景観の特質の分析や形成の手法に関する研究や提案
  5. 歴史的環境や建造物の保全や活用に関する研究や提案
  6. 海外の都市デザインに関する研究と日本との比較やその応用
  7. 参加型・協働型まちづくりとその過程や組織に関する研究と提案
  8. 自治体の都市空間政策に関する研究と提案

上記の枠組みで,研究の蓄積と展開を図っています。

具体的研究活動は学生の企画によって運営され,研究テーマも学生が自ら考え行動することを基本としています。