松本調査 市街地分析から学ぶまちの読み解き方

こんにちは、M1の王です。

20世紀都市遺産プロジェクトでは、9月14日から16日まで松本市に行き、現地調査を行いました。

事前の調べによって作成した資料をもとに、城下町をはじめとする多種多様な市街地をめぐりました。15日から渡邊先生と平井さんにも参加して頂き、徹底的に各タイプ市街地の特徴や問題点を分析・検証し、熱い議論が繰り返されました。

初日、メンバー一同が松本調査に向け事前に選定した5タイプの市街地をそれぞれ調査し、自分が現地入り前に作成した資料と照らし合わせ、情報の追加や修正などを行いました。建物のボリューム感覚と街並みの雰囲気、さらに現在進行形の開発計画を含め、現地で確認しながら、新たな分析材料と知見が増える一方です。

IMG_6302.jpg▲ 街中を歩きながら、資料の情報を確認するメンバーたち

中日はシニアの方々と合流し、自分たち作成した資料と現場調査を踏まえた発表をさせていただきました。その後、大変貴重なご意見、批評をいただき、市街地の属性と特徴を分析し、さらにそれを考慮したまちの更新手法を考案するまでのプロセスを僅かながら学べたような気がします。

最終日に渡邊先生と平井さんに案内して頂いて、松本の市街地中心部及び国宝・松本城を見学しました。

渡邊先生のご厚意により、松本市市役所の方に松本城を案内していただきました。城内の細かいところから普段では入れないような場所まで市役所の方の解説を交えながら、松本市の歴史とそのまちの由来についてさらに深く勉強することができました。

image2.JPG▲ 松本城について松本市役所の方の解説を聞くメンバー一同

image1-3.JPG▲ そびえ立つ国宝・松本城

今回の松本調査では、事前の調べ及び現場調査を全部含めて、一つ一つの市街地には、それぞれの特徴やポテンシャルを持っていて、それを読み解くためには、綿密な市街地分析を行うことが必要不可欠で、その必要性と重要性を改めて感じました。これからもメンバー一同で松本市の市街地についてさらに深く分析し、20世紀の都市遺産をいかに正確に評価するのか、その更新手法はどのようなものなのかを引き続き探求していきたいと思います。どうぞ、ご期待を!